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flutter of birds Ⅱ ～天使たちの翼～
素晴らしい感動作。
美しいグラフィックに重厚な音楽、そして洗練されたシナリオ。
全体的に高いクオリティを維持しており、作品を包む雰囲気が最高です。
そのため、かなりボリュームがあるのにそれが苦にならない作品でした。
そんな中語られる重く悲しい話に号泣しました。
特にメインヒロインである雪柳ゆず、彼女のルートがこの作品の魅力の大半を占めているといっても過言ではないでしょう。
散々泣かされた後でのエンディングは、これまた強く印象に残る素晴らしいものでした。
シナリオもさることながら、音楽で泣かされる場面も多いのがこの作品です。
作中で流れるBGM一つ一つのレベルが非常に高く、深く深く印象に残っています。
中でも凶悪なのが挿入歌。
ここぞというタイミングで流れる挿入歌は、シナリオと相まって泣き回避不可能の痛烈なコンボを繰り出します。
「泣かせる場面」だなと心ではわかってはいるのですが、涙は止まりませんでした。
クリアし終えた今音楽を思い出しただけで涙が出てくるほどです。
多くのゲームをプレイしてきましたが、この作品以上に音楽で泣かせる作品は無いのではないでしょうか。
唯一の不満はゲームシステム。
MAP移動形式の攻略が面倒だなと思いました。
攻略サイト見ながらやっていると、同じような場所が続いた後で違う場所を選択する際に間違えやすかったです。
不注意なだけですが。 |