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戦女神ZERO

ちょっと物足りなさの残るRPG

エウシュリーのゲームは2週目・3週目のプレイが当たり前、的な雰囲気がありました。
正直めんどくさいなぁと思う事も多々あったのですが、それだけにやり込み要素は多く、長く遊べるゲームが売りでした。

しかしこの戦女神ZERO、いままでの作品と比べてやり込み要素が少なめな印象を受けます。
2週目にレベル引継ぎ等は出来るものの、シナリオに大きな分岐が無いので特に2週目をプレイする必要性を感じません。
アイテム収集や隠しボス攻略などのために2週目をやるかと言われるとNOですし。
シナリオに大きく変化のある分岐があったら良かったな、と。

RPGとしては普通に面白い作品です。
独特の戦闘システムも、多少システムが複雑ですが面白い。
単にコマンドを選んで戦うシステムではなく、技効果範囲や防御タイミングを計ったりと戦闘一つ取っても楽しかったです。
他にも主人公の能力を自分好みに成長させることが出来たり、仲間の戦闘配置で悩んだり、 自分の思うように色々いじれるシステムが魅力でしょうか。

シナリオは、初めファンタジーっぽさ全快な設定に戸惑いましたが、壮大なスケールで語られる物語に次第にのめり込みました。
とにかく壮大な話で、自らが戦史を刻むような感覚にわくわくします。
シナリオもシステムも、非常にやり応えのある大作です。
戦女神シリーズがこれが初めてだったのですが、特に戸惑うことなく楽しめました。
シリーズでも一番最初の話にあたるので誰でも取っ付き易いかと思われます。
ファンタジー世界での神々の争い、民族間の争い、宗教間の争い、といった設定が好きな方には特にお勧めします。

残念な点。

まず主人公が強すぎる。
物理攻撃特化に成長させると、終盤までどんな敵でも瞬殺してしまいます。
実際に主人公は強い設定のお話ですし爽快なんですが、仲間の存在意義が薄くて薄くて・・・。
ラスボス戦すら仲間が死んでも放置、主人公1人で攻撃して倒してしまいました。

次にエロが薄い。
エロシーン数は41。
これを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれかもしれませんが、私には物足りなさが残りました。
せっかく魅力溢れるキャラクターが多く出てくるのに、エロシーンの無いキャラがいるのは納得できません。
せめて全キャラ最低1回づつ、できれば1人につき3つ以上のシーンは欲しい。
そして純愛と陵辱両方用意してくれれば尚良かったのですが。


サイト名:夜長月〜ヨナガヅキ〜
書いてる人:みずいし
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