planetarian 〜the reverie of a little planet〜
これぞまさしく「ビジュアルサウンドノベル」。
絵・音楽・文章の三位一体によって、寸分の狂いなく完成された作品。
いきなりこんなこと言うのもアレですが、シナリオの出来は特別良いわけではないです。
もし、このお話を単なる小説として読んでいたら、恐らくあまり印象には残らなかったと思います。
そんな作品の出来を高めているのが、絵と音楽です。
まずCGですが、立ち絵グラフィックの種類が豊富で見ていて飽きません。
表情や仕草がコロコロと変わる様子が、あたかも目の前に女の子がいて会話しているような気持ちになれます。
そして心地よい音楽も、作品の没入感を高めてくれます。
プラネタリウムを題材にした作品なのですが、音楽やヒロインの声も作品にとてもマッチしていて、
実際にプラネタリウムにいる気分になれます。
このように、絵・音楽・文章の三位一体によって作品への没入感を高めたのが、このplanetarianという作品です。
選択肢もなく、3〜4時間程で読み終える分量、低価格(Steamセールで500円程)。
手の出しやすい敷居の低さもあり、ビジュアルサウンドノベルとして誰にでもおすすめできる作品であると断言できます。 |