レミニセンス
暁の護衛の150年後を舞台にした作品ですが、今作から始めても楽しめます。
ただ、暁の護衛の良い所も悪い所もそのまま引き継いだ作品なので、
暁の護衛を楽しめた人には特にオススメです。過度の期待は禁物ですが。
特筆すべきは共通ルートの面白さ。
日常パートにおける会話のテンポのよさは、暁の護衛から150年経った世界でも健在です。
読んでいて心地よいシナリオ。
日常会話がつまらないゲームだと途中で投げたくなりますが、
このゲームは逆に、もっと日常シーンを見たい!と思わせてくれます。
そして暁の護衛と同じく、ヒロインが皆かわいい。
私のお気に入りヒロインはアンドロイドのアクセラ。
家事全般を完ぺきにこなしてくれる上に、普段から主人公を言葉責めにしてくれるかわいいアンドロイドです。
いい年して「美少女アンドロイドが欲しいなぁ・・・」と本気で思わせてくれました。
あとキズナちゃんというロリ少女もかわいい。
屈託のない笑顔を見ているとロリコンの烙印を押されても手を出したくなる気持ちがわかります。
その他のヒロイン達も皆、嫌味のないかわいい子が揃っており、みんな自然と好きになれます。
(妹だけは癖が強いので好き嫌い分かれそうですが)
ここまでなら最高のゲームなんですが、大きな欠点は、共通ルート後の個別ルートです。
各ヒロインごとの個別ルートに入ると、話は急展開を迎え、
Hシーン→Hシーン→Hシーン→事件発生→事件解決→おわり
とジェットコースターのごとく駆け抜けて終わります。
結末もなんだか不完全燃焼な感じで終わるので、あの共通ルートの面白さはなんだったのか?と疑問を抱くことに。
この辺の悪い点は暁の護衛からまるで変わってませんね。
あとは最新パッチを当てても、誤字脱字や描写ミスが残っていて残念な気持ちになります。
暁の護衛〜罪深き終末論〜ほど多くはありませんが、デバッグくらいちゃんとして欲しいです。
・・・というように、レミニセンスがどんなゲームかひとことで言うと、良くも悪くも「暁の護衛」です。
じゃあ暁の護衛やればいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、正直その通りだと思います。
暁の護衛、おすすめです。
そういえば、主人公が社会人、というエロゲは結構新鮮でした。
しがないサラリーマンが主人公で活躍するエロゲはないものか・・・、と思っていた時期もあり、
このレミニセンスはまさにドンピシャでした。(この主人公は全然しがないサラリーマンではありませんが。)
主人公の職業、特務官はすごいですね。
午後9時まで会社の接待に参加しただけで、上司から
「今日はご苦労だったね。明日は午前半休を取るといい」
なんて言ってもらえる超絶ホワイト職ですからね。
私も来世の夢は特務官になって、アンドロイドと一緒に生活するんだ! |