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√after and another

H2Oのファンディスクと銘打たれている本作。
当然、ゲームタイトルにあるようなアフターストーリーやアナザーストーリーに期待していました。

しかし。

ゲームを起動して始まったお話は、前作のH2O。
おや?と疑問には思いましたが、まだ導入部です。慌てない慌てない。
恐らく前半の導入部は同じですがその内展開が変わるのでしょう。

しかし。

ヒロインの一人、"はやみちゃん"ルートをクリアしましたが・・・
H2Oとまるっきり同じじゃないですか!!しかもHシーンまでモロ同じっすよ?!
今起こったことをありのままに話すポルナレフさんもびっくりです。

どうやらこの「√after and another」まずは前作H2Oのおさらいから入るようです。
なるほど、前作の本編部分を終えた後にちゃんと新シナリオのアフターストーリーが始まりました。
私はてっきりアフター&アナザーシナリオがすぐに楽しめるのかと思っていたので焦ってしまいました。
きっとH2Oをやってないのに間違えて買ってしまった人の為、前作の部分をまずは読ませたのですね!
うーん、なんて親切な会社だ!
でもそのせいで前作プレイ済みの人にとっては二度手間、めんどくさいことこの上ないっすね!
うーん、なんて不親切な会社だ!

H2O本編がまるごと入っているのなら「リメイク版H2O」とでも銘打って発売すればいいのに、と思ったりもしたのですが。
H2Oが丸々入っているわけでは無いのですよ、これまた微妙なことに。
具体的にはH2Oの"はやみちゃん"と"ひなたちゃん"ルートはそのまま入っているのですが、"音羽ちゃん"ルートが無い。
どうせなら音羽ちゃんルートも入れてよ!
あとはH2Oにあったアフターストーリーやおまけストーリーは入っておらず、新しいアフター&アナザーに変わっています。

中途半端でアレですが、確かにH2Oをプレイしたことが無くても楽しめるようになっています。
でも音羽ちゃんルートが無いんですよ。
音羽ちゃんとえっち出来ないんですよ!?
音羽ちゃんとにゃんにゃんしたい人には二度手間にはなりますがH2O本編で楽しむしかありません。
H2Oの本編シナリオをちゃんと入れるのか入れないのかハッキリしろよ的なボリュームです。

まぁ正直な話、
「新規シナリオ追加!リメイク版H2O発売」
と謳っていたら私は間違いなく買わなかったでしょうから、商売戦略的に良かったと思いますけどね!

さて。
少しゲームの内容の話。
前半部分のH2O復習はめんどくさいですが、アフターアナザーの部分は良い出来でした。
新しく追加されたゆいちゃんルートは特にしっかりと書かれていて非常に良かったです。
個人的には学校の先生が過去の話とかするシーンが一番良かったけどね。
先生かわいいよ先生。

ちなみにこのゲームは"主人公萌えゲー"です。
H2Oにしろこの作品にしろ、主人公"弘瀬琢磨"くんが非常にかわいい。

目が見えないという重いハンデを背負いつつも、毎日を笑顔で過ごしている主人公。
「紹介するよ!これが僕の友田千紗(ともだちさ)!」
と言って目の代わりとなる白い杖を紹介する主人公。
「すごいよ、このコッペパン。外はカスカス、中はスカスカ。まるで僕の頭みたいだ!」
と言って給食をもぐもぐおいしそうに食べる主人公。

か・・・かわいすぎるッ・・・!!
私一人盛り上がって申し訳ないのですが、この主人公"弘瀬琢磨"くんは久々にツボった主人公でした。
「エロゲーの印象の半分は主人公で決まる」と思っている私にはかなりの高ポイントでした。
ここまで好印象な主人公はそうそういません。それ散るの舞人くんレベルの良さ。方向性は違うけど。

アフターストーリーの中で「サクラノ詩」の舞台になる学校が出てきます。
そこではサクラノ詩のヒロイン達、それどころかその主人公までが、√aaaの主人公"弘瀬琢磨"の友達として出てきます。
普通に立ち絵もありボイスもあり・・・まるですでに発売しているゲームからの友情出演のように・・・
・・・で、サクラノ詩っていつでるの?


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