つよきす
つよきすには夢がある。
風紀委員として、拳法部として常日頃からとても頼もしい従姉弟の姉。
口の悪い悪友だが、ずっと昔から性別など意識せずバカ騒ぎできる幼馴染。
全てにおいて完璧、ずっと思いを寄せている憧れの存在、生徒会長を勤めるお嬢様。
人を寄せ付けない雰囲気を出していて、不良とも言われているすごく美人な後輩。
若くて綺麗、そして掴み所のない美人英語教師。
誰にでも優しくてみんなに好かれてる委員長。
そして個性派揃いで楽しい学友、心から信頼できる親友、一人で勝手に喋るインコ………
彼らと同じ世界で生きていたらどれほど面白いだろうか、と心から思う。
もちろんヒロインと仲良くなるのが目的だけれども、普段の何気ない会話でも十分楽しい。
そんなつよきすには我々の求めし夢がある。
いわゆる「キャラゲー」です。
そんな「キャラゲー」でこの評価、それだけの価値のある「キャラゲー」です。
メイン・サブ問わず、キャラクターが輝いています。
メインキャラはまだしも、サブキャラのキャラが立っている、とここまで感じた作品は他に類を見ないです。
主人公以外は男キャラもフルボイスというのも一躍買っていますね。
もちろんシナリオも泣きあり笑いありで大いに盛り上がります。
読む事が苦にならず、むしろもっと話を読みたいとさえ思わせるほど。
特定のヒロインのルートに入ったからといって他のキャラがないがしろにされたりする事も無く、上手く複数のキャラを絡めて話を盛り上げてくれます。
また伏線も上手く張っているので、最初は「?」だった事が他のキャラのルート等で明らかになった時は、「なるほど・・・」と面白さ倍増です。
「ヒロイン全員強気っ子」「ツンデレにこだわった2部構成」という謳い文句の通り、ツン→デレのギャップは見所です。
もうツンデレとかツンデレじゃないとか関係無しに名作ではありますが。
そして一般的キャラゲーの頂点として、他社もこれ程までの作品を目指して欲しいですね。
よっぴー可愛いよよっぴー。 |