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黄昏のシンセミア

なぜ黄昏のシンセミアは面白いのか?

1:主人公がかっこいい
主人公=プレイヤーとして遊ぶ身としては、やはりかっこいい主人公というのは好感が持てます。
イケメンで、礼儀正しく、女性に優しく、軽くセクハラもできる変態紳士。
ああ私もこんな好青年だったらよかったのに・・・(遠い目)
特に、昨今のエロゲに多い鈍感主人公じゃないのがグッド。
女の子の気持ちをちゃんと考えられる敏感主人公がこれからのトレンドだと思います。
明らかに好意を持たれているのに気づかないような鈍感は滅びろ!
基本的には二枚目キャラなのですが、もっと三枚目なシーンが多くてもよかったかもしれません。
ツナ缶が好きという特徴を生かした面白いエピソードがもっとあってもよかったかも。

2:魅力的なヒロイン
当然ですが、主人公だけかっこよくても、ヒロインがガッカリでは困ります。
でもご安心ください。
黄昏のシンセミアは魅力的なヒロインがたくさんいる、非常に優秀なキャラゲーです。
・魔性の実妹
・謎のお姉さん
・幼馴染の巫女さん
・従兄妹の童顔少女(どうみても20歳)
これらのメインヒロインが皆かわいい。
エロゲ特有のコッテコテなヒロイン達ではなく、嫌味のないスッキリとした飲み口で多くの人に受け入れられるかと思います。
普段読み飛ばしてしまうことも多いHシーンも十分満足のいく出来でした。
特別エロいわけではないですが、キャラの魅力が凄いのでしっかり抜けます。
本当に良いキャラゲーというのはHシーンも含めて良い出来ですね、と実感。
1人につきHシーンが3〜4個用意されていますが、ワガママを言えばもっと欲しいくらいです。
愛おしいヒロイン達ともっともっとにゃんにゃんしたい!
そして本当に凄いのは、メイン4人以外のサブヒロインにもちゃんと個別ルートがある点。
もちろんHシーンもあります。やっほう!
「立ち絵のある女の子は全員攻略させるべき」
というのがエロゲに対する私の理想なので、この黄昏のシンセミアはまさに私の理想を形にした作品です。
これだけ攻略可能なヒロインがいれば、みなさん必ず心から好きになれる娘が見つかりますよ!
特別苦手な属性が無い方には安心してオススメできますね。
私は全員大好きですが、一番はもちろん妹です。実妹の味は蜜の味。

3:作品を取り巻く雰囲気
口では説明し難いのですが、雰囲気が良い作品です。
田舎を舞台にした伝記物というのが私の琴線に触れたのかもしれません。
作品の世界に入りたい!こんな所で夏を過ごしたい!
そう思わせる魅力がありました。
綺麗なCGと音楽も、より一層作品の雰囲気を高めていますね。

上記3点が、黄昏のシンセミアが面白い大きな要因です。
ここで挙げた3点というのは別段特殊なことでなく、ごく当たり前の事なのですが、一番重要なことだと思いませんか?
これにシステム周りの快適さ、丁寧に作られたシナリオが加わるのですから、素晴らしいの一言に尽きます。
巷では総プレイ時間が結構長いと言われていますが、面白すぎて1週間で終わってしまいました。

唯一の欠点は状況描写のわかりづらさ。
これは前作コンチェルトノートの時も思ったのですが、話を読んでいると、
「・・・今なにが起こったの?」
「あれ、今なんの話をしている場面だっけ?」
と状況がわからなくなって履歴を読み返す事が多々ありました。
それで少しテンポが悪くなってしまうのが非常に勿体無い。

総評としては非常に優秀なキャラゲー。
さらに魅力的な妹ゲーという点でもエロゲ屈指の出来。
(破天荒な妹が魅力的な「ゆきうた」に近いものがあります、方向性はまったく違いますが。)
(妹との距離感をうまく描いているのは「リアル妹がいる大泉くんのばあい」という作品に軍配が上がりますが。)
妹メインのゲームなので、逆に妹属性の無い方だともう少し控えめな評価になるかも。


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書いてる人:みずいし
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